LPS(リポ多糖/内毒素)は菌体の一番外側の構造である細胞外膜の構成成分ですので、当該レーザー処理により菌体表層が破壊されて細胞外膜成分が遊離してくるなら、有意に増加すると思います
LPSのうち内毒素活性部位にあたるリピドA部分を特異的に測定する方法として
リムルステストなどが確立されています
細胞膜透過性の亢進による細胞の生死判定をする試薬としては、
Invitrogen社(旧Molecular Probeブランド)等から、
2種類の蛍光色素を組み合わせた判定試薬キットなどが販売されています
トリパンブルーによる色素排除試験に生死判定を、原核細胞で実施するのは、
あまり現実的ではないと思います
(通常の明視野光学顕微鏡下では固定・染色しなければ観察しにくいですので)
ただ趣旨からすると、要するにレーザー処理後の菌の生死を判定できればなんでもよい
ようにも思えるのですけど、生化学的検査でなければならないのでしょうか
(単純に新しい培地に接種して生育してくるか検査するだけで十分なように
思うのですけど…) |
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