私もアセトアミノフェン投与による、劇症肝炎モデルを使用していますが、基本的には用事溶解を心がけております。朝投与が一般的ですので、その時は早起きが必要です。溶解液は何を使用していて、濃度はどれくらいでしょうか。一般的には50度〜60度に温めた、溶解液に溶かすと思うのですが。そうすると溶解にそれほど時間がかかるイメージはありません。ただし濃度が高くなると、なかなか溶けないかと思います。
欧米では小児の解熱剤はアセトアミノフェンの水溶液が一般的で、グリセロールなどは含まれておりますが、水溶液の状態でも安定なのではと思いますが。
私の使用している濃度では、室温や冷蔵保存だと、アセトアミノフェンが析出してきてしまいますので、37度程度で保存したことがあります。ALTを指標として肝障害を評価していますが、もともとアセトアミノフェン投与モデル自体が、非常に個体差が大きいので、保存したためにALTが低く出ているか、疑わしくなってしまったため、現在は直前に溶解することを心掛けています。 |
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