肺炎球菌の培養法に詳しい方がいれば教えてください。
現在、当研究室で初めての肺炎球菌培養を試みています。
グリセロールストックから起こすのには羊血寒天培地を、液体培養にはBrain Heart infusionを使用しています。
培養は37℃の二酸化炭素5%入りインキュベーター内で行なっています。
問題点は二つあり、一つはコロニーから新鮮液体培地に植え継いだ一晩培養液(OD600=1.0)のCFUが非常に低いことです。
OD600=1.0はほぼfull growthですが、それでもCFUが10^3〜10^4CFU/mlなのです。
OD600=1.0で大腸菌では10^8CFU/ml近くになるのですが、肺炎球菌は異常に少なく感じます。
またコロニー自体も非常に小さいです。グリセロースストックから起こした時は、もう少し大きいコロニーが見られるのですが。
プレーティングの時に何かミスをしてしまっているのではないかと考えているのですが具体的な改善法が思い浮かびません。文献では軟寒天を重層する方法もあったのですが、そのような工夫をされるのでしょうか?
もう一つは、MICの測定法です。
濃度を振った抗生物質プレートを使って大腸菌コロニー出現限度を指標にMICを決定したことはあるのですが、上記のように肺炎球菌ではコロニー形成が上手くいっていないので別の方法があったら教えていただきたいです。
よろしくお願いいたします。長文で申し訳ありません。 |
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