HISx6に対する抗体はそんなに感度が強くない印象があります。また、哺乳動物のタンパクは意外とHISリッチなタンパクが結構見つかりなかには6こぐらい並んでいるのも少なくはないので特異性という意味でも問題があります。メリットとしてはHISカラムが使えるので生化学的なアプローチがしやすい場合があります(大量のたんぱく質、タンパク複合体などの)。
HA、Mycはバックグランドの比較的ない抗体があるようです(ウエスタン、免疫染色とも)。抗体も昔からあるものなので、各社扱っているためか値段もそこそこ安くでてに入ったりするのではとも思います。ただしMycは内在性のmycを認識する可能性があります。エピトープぶいはヒトmycを使っていて、ヒト特異的(マウスやCOSなどではクロスリアクトしない)なものが大抵ですので、細胞を選べばいいわけですが、ヒトを使う時は要注意です。ネガティブコントロール、裏をとる実験など少し慎重にやるべきだと思います。
FLAGはHAやmycに比べて若干バックグランドがでるようなきがします。抗体のなかでFLAG M5はCa依存性なので、FLAGM5アガロースやプロテインA/Gを使って抗体でトラップしたあと。EGTAなどのキレーターで溶出できますので、ネイティブなコンプレックスの単離が容易だと思います。
とくのHA、myc、FLAGはゲル、磁気ビーズ坦体にコンジュゲートとしたものや、蛍光色素をつけたものなど幅広い商品が出そろっているような気がします。
V5は使用経験がありません。抗体などそれなり物はインビトロジェンがとりそろえていると思いますが、バリエーション(色素コンジュゲートなど)としてはどうなんでしょうか、、、
HA、myc、FLAGのタンパク複合体における影響は、一般論としてN、C末での違いの可能性は指摘できますが、ターゲットが違えばタグの影響も違ってきますしなんともいえないですが、幅広く使われているという意味では少ないのではと思えます。
あとGFPなどのでっかいものをでタグをつけるとIPが確実にできるようになりますが、複合体が不完全なものになる可能性が否めません。 |
|