論文等でよく見かけるのはfura-2やfluo-4だと思います。
Fura-2の特徴はカルシウムの親和性が比較的低く、レシオメトリができると言う点だと思います。また、fluo-4はレシオメトリは不可ですが、カルシウムに対する親和性が高く、よりセンシティブなプローブであると言えると思います(大きな反応の場合すぐ飽和してしまい、定量性が悪いとも言えます)。
したがって、サンプル間の比較などで定量が必要な場合だとfura-2が適していて、confocal等で細胞の局所の小さな反応を可視化する場合fluo-4が適しているのではないかと思います。どちらもconfocalで試してみたことがありますが、だいたいfluo-4のほうが派手に反応したように見えます。
ちなみに両者は励起もディテクトの方式も異なるため、もし購入されるのであればまず使用する機器が対応しているかどうか確認された方が良いかと思います。 |
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