タンパクAはどの様に細胞に作用するのでしょうか?それによってやり方が変わってくると思います。増殖因子やサイトカインの様にリセプターをかいして、細胞に作用するのでしょうか?それとも何らかの理由で膜を透過して細胞ないに入り細胞内で作用するのでしょうか(最近はリコンビナントにTATーTAGをつけて細胞に取り込ませる実験系もポピュラーになってきています)。
後者の場合であれば、免疫染色やウエスタンで細胞内の取り込みを見て濃度を探っていけばいいかと思います。TATーTAGの場合は幾らか論文を探ってどのくらいの時間で取り込みが起こるか検討がつくと思います。
全く参考するものがない実験であれば、実験可能なMAXの濃度あるいは生理的な観点から有り得そうな濃度から数倍多い濃度、または似たような実験系で使われている濃度でMAXの濃度でタイムコースを大雑把に見れば良いかと思います。でも実験系がうまくいっているという根拠をどう取るかは問題があるところですが、それで動かなかったら、システムがワークしてないか、動かないかと言う事で違うアプローチをしないといけないかもしれません。
増殖因子やサイトカインの様な物であれば、表面につくそのたんぱく質の量を(間接的なリセプターの量)をまず調べると濃度が決まってくると思います。 |
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