まだ行き詰る、というほど八方手を尽くしたり情報を
集められたのかどうか、文面からだけでは判断できませんが、
下記の点についてチェックされてはいかがでしょうか?
(重複もありますがご容赦ください)
(1) Antibody application
データシートでの抗体の適用はどうですか?
「ラット」で「WB」に使えるかどうか、が重要です。
もちろん、メーカーが書いていないapplication, cross reactivityを
示すことも多々ありますが、まずはそこの情報がほしいところです。
(2) sample preparation
サンプルは腎臓全体を取っているのでしょうか?N-cadherinの腎での
distributionは知りませんが、N-cadherin richな部分だけ利用して
タンパクを取ることはできませんか?
lysis bufferはN-cadherinを可溶化できるものですか?
発現量が少ないのであれば膜分画を精製できませんか?
"~"さんも書かれているように、還元・非還元状態の両方を試して
みましたか?
(3) その他
メーカーは信頼できるメーカーですか(^^;
それから、もしもメーカーがポジコンになるようなサンプルを提供、
もしくは情報だけでも提供しているようならそういうものを
利用することは出来ませんか?
同じ抗体を利用している論文があれば、そこでのmethodsは参考に
なりませんか?
ざっと思いつくところではこんな感じですが、
これも頻出なのであれですが、組織の免染に使えた抗体が
必ずWBに使えるわけではないので、お持ちの抗体がWBに使えない
可能性は否定できないです。
長くなってすみません。
ご健闘をお祈りします。 |
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