SDSで解析する前に精製と書いてますので、なにかカラムとか使っているんでしょうか?
粘性はDNAによるもので、対処方法は幾らかあります。目的などにもよりますのでよさそうなものを選ぶといいかと思います。
まずは細胞をライシスした時に物理的にDNAを切断する方法です。超音波処理か23ー25Gの注射針をシリンジを使って何回か通すと、粘性がなくなっていきます。超音波は可也強い出力を持ったものが必要で、物によっては弱すぎるものもあります。非変性条件下では代わりにDNAaseを使えます。
もう一つはDNAが溶出してこないような条件を使う方法です。塩濃度200mM以下でTRITON X-100やNP40、1%ぐらいまでの溶液が細胞をライシスする時によく用いられます。この条件ではクロマチンはその構造を維持しているためDNAは溶解してきません。細胞溶解後、遠心すると核マトリクス、クロマチンなどを主成分のペレットが得られますので、上清を実験に使うわけです。 |
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