以前、こちらで教えていただいたグリセロールによる抗体保存を実践していますが、失活せずに長期に使えて大変便利です。一度だけ業者にうまくいかないのはこの保存法のせいと言われたのですが、業者の言うままもう一度購入し保存法を変えてもやはり駄目でしたので、失活の例には入らないと思っています。
さて、現在細胞から蛋白を抽出しSDS-PAGEやウエスタン、免疫沈降に使っています。これら蛋白の保存はー20度で行っていますが、ポジコンに用いている蛋白質は凍結融解の回数が多いせいか、目的蛋白が分解されているように見えます。最初は小分けにして保存していたのですが、フリーザのスペースが狭くいまでは小分けしていません。グリセロールを加えればー20℃で凍結せずに保存ができるので、行いたいとは思っていますが、その後の実験に影響を及ぼさないか心配です。
SDS-PAGE、ウエスタンは大丈夫そうに思えますが、免疫沈降は蛋白、抗体共にグリセロールを含むことになり、どうなるか分かりません。
グリセロール入り蛋白で免疫沈降した方がいれば、どんな結果であったか教えてください。またグリセロールが邪魔になる実験をご存知の方、教えていただけないでしょうか?その場合、透析または脱塩カラムでのバッファー交換でグリセロールの影響は除けるでしょうか? |
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