現在、ラット皮膚の線維芽細胞を採取・培養し、上清中のNGFを測定する実験を行っています。
細胞の採取については、論文を参照し、ラット皮膚を細かく切断しフィルターに通しcollagenaseを加え一晩おき、翌日よく撹拌した後collagenaseを除去しmedium中で細胞を増殖させるという方法をとっています。細胞はフラスコ底面に付着しspindle like shapeで増殖力もあり、おそらく線維芽細胞でよいと思われます。また、上清中のNGFはELISA kitにて測定していますが、TNF-αの刺激にて上清中のNGFが有意に増加し、実験自体はうまくいっています。
今後、論文を投稿するにあたり、線維芽細胞の同定が必要だと考えられます。同定方法についていくつか論文を調べてみましたが、markerとしてcollagen type I、Thy I antigen、vimentinなどいろいろな方法が行われているようですが、全く経験がなくどの方法を採用すべきか(また2種類調べた方がよいのか、1種類でよいのかなど)困惑しております。上司とも相談し、できればより簡便で金銭的にも負担が少ない方法を行いたいと考えております。お忙しいところ申しわけありませんが、どの方法がよいのかご教授頂けたら幸いです。宜しくお願い致します |
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