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ウイルスによる遺伝子導入 トピック削除
No.845-TOPIC - 2008/03/19 (水) 03:37:28 - 武者修行中
 高確立に遺伝子導入する手段として現在amaxaのnucleofectorを用いてますがランニングコストが高いと感じるラボの財政状況です。今後多検体に対して複数の遺伝子の解析を行ないたいのですがnucleofectorでは大赤字です。
 そこでウイルスベクターによる遺伝子導入を考えたのですがコスト、使い勝手、導入効率的にはいかがなものか教えていただけないでしょうか。
 
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No.845-8 - 2008/03/19 (水) 23:58:35 - 武者修行中
MPさん ともさん 〜さんありがとうございます。ラボにレンチウイルスのベクターやパッケージングさせる細胞あるようなのでレンチの系でいきます。

(無題) 削除/引用
No.845-7 - 2008/03/19 (水) 17:52:55 - ~
レトロとレンチはほとんど同じ操作で作ることが出来ます。
そのため、ベクターとパッケージングセルが入手できるのであれば、レンチの方が幅広い用途に使えます。

2年前の時は、ウイルスベクターを使う実験は、ベクターの種類と入れる配列によって、P2,P3,大臣承認実験に分類されていたので、
自分の実験が今の規制でどれに分類されるのかを確認しておく必要があります。

(無題) 削除/引用
No.845-6 - 2008/03/19 (水) 16:41:19 - とも
まずアデノウイルスベクターでは血球系に導入するのは困難です。
血球系はレンチウイルスベクターをお薦めします。

アデノウイルスは肺や肝臓、神経など高度に分化した細胞に導入できます。

レトロウイルスベクターは安全で簡単に作製できますが、非分裂細胞への導入が困難です。その場合パッケージング細胞を入手してください。

レンチウイルスベクターは施設などがあれば簡単にできます。
ベクターなどはRIKENで安価に購入することが可能ですし、海外のラボに頼めばもらえます。メーカーなどでも売っていますが、高いです。
作製方法は、多少やっているラボに聞いたり実際に作製の仕方を見せてもらったりしたほうが、早くできます。

バキュロウイルスベクターは血球系には導入困難ですが、その他の細胞には比較的効率よく入ります。しかし、昆虫細胞を継代するのに多少技術がいるのと、培地が高くそれ専用のインキュベーターも必要になりますので、コスト面から考えるとあまりお薦めできないかもしれません。

もし、最初に手をだすなら、レトロウイルスベクターではないでしょうか。
コスト面から考えても。

(無題) 削除/引用
No.845-5 - 2008/03/19 (水) 14:29:58 - MP
血球系細胞への遺伝子導入はやはり、アデノウイルスまたはレンチウイルスを使うのが現実的でしょうね。コンストラクションの手間、ウイルス作製時に使うリポフェション試薬のコスト(リン酸カルシウムを使えば問題ありませんが)とAmaxaのコストの比較ということになると思いますが、stableで遺伝子導入したいならレンチウイルスが第1選択になるかと思います。ただP2施設が必要になります。
JurkatならBioRad のtransfectinという試薬を使うと例外的に高効率(それでも30%くらい)でトランスフェクション可能です(ただJurkatもラボによっていろいろだと思うので一般的かどうかはわかりません)。それ以外でリポフェクションでの高効率な血球系細胞株へのトランスフェクションは経験したことはないです。

(無題) 削除/引用
No.845-4 - 2008/03/19 (水) 13:37:12 - 武者修行中
モノクロさん 〜さんアドバイスありがとうございます。
導入をしたい細胞はJurkatやU937、AML1など血球系の細胞株と白血病患者由来の白血病細胞です。
白血病患者由来のものは現実的にはかなり難しいとおもうのでとりあえずはおいといていただいてかまいません。細胞株でinvtrogen社のLipofectamine LTX(plus reagent 併用)を使ってtrangentでウエスタンで検出できた事はないので困っています。

(無題) 削除/引用
No.845-3 - 2008/03/19 (水) 12:17:44 - ~
細胞によって
リン酸カルシウム法
リン酸カルシウム法で293などにウイルスベクターを作らせて感染
を使い分けると、
初期投資、ランニングコスト共に抑えられます。

ウイルスベクターは組み合わせによっては90~99.9…%位の導入効率が得られますが、
設備や登録が必要な場合があるので、委員会に相談することをお勧めします。
コストは、あまりちゃんと計算していませんが、
リン酸カルシウムで入れて作るのであれば、ヌクレオフェクターの100倍以上は入れられると思いますが、
リポフェクタミンで入れて作るのであれば、そんなにメリットが無いかもしれません。

(無題) 削除/引用
No.845-2 - 2008/03/19 (水) 08:54:29 - モノクロ
導入したい細胞はなんでしょうか。対象細胞種によって、ウイルスの種類を選ばなければなりません。しかし、複数種のウイルスを網羅的に作るのは結構手間になると思います。
lipofectamine等の遺伝子導入試薬ではだめなのでしょうか。
コスト面ではリン酸カルシウム法(導入効率は低いですが)がベストだと思います。
私の経験上、どうしても導入効率に問題がある場合はウイルスベクターを用いますが、通常はlipofectamineがファーストチョイスです。

ウイルスによる遺伝子導入 削除/引用
No.845-1 - 2008/03/19 (水) 03:37:28 - 武者修行中
 高確立に遺伝子導入する手段として現在amaxaのnucleofectorを用いてますがランニングコストが高いと感じるラボの財政状況です。今後多検体に対して複数の遺伝子の解析を行ないたいのですがnucleofectorでは大赤字です。
 そこでウイルスベクターによる遺伝子導入を考えたのですがコスト、使い勝手、導入効率的にはいかがなものか教えていただけないでしょうか。

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