私の知識の範囲で考えれることをまとめておきます。
RNAは酸性側のほうが安定です。たぶんDNAはアルカリ側の方が安定なのでしょうが、酢酸や弱酸性でそんなに困ることは起きていません。ノーザンブロットでは弱酸性に振ったMOPSのバッファーで電気えいどうをしますが、これはノーザンの条件では酸性側のほうが安定だからです。一方DNAは一本鎖のDNAを電気えいどうのため、NaOHを使うことがあります。さらにRTのあとにNaOHを使って、RNAを分解するというプロトコールも存在します。DNAはアルカリ側で可也タフです。そう言えば大腸菌からのプラスミド精製の時もNaOHを使いますね。
一方サザンブロットで非常に長いDNAをトランスファーしなければならない時はHCl溶液にゲルを漬けて部分的に分解する方法があります。この条件でRNAが安定かどうかは分かりません。
一方尿素存在下でPAGEでRNAを電気えいどうする時はTBEを使います。この程度のアルカリではそんなに問題はないようです。RNAをTEで溶かすこともありますし。
でエタチンですが、酸性の酢酸ナトリウムをDNAにも使ってますし、特にRNA用という事はないと思います。酸性側のほうが、核酸の電荷は減ると思いますので沈殿には有利に働くだろうと言うのは間違っていないと思います。でもどの程度かと言われると分かりません。中性のたの条件でも可也効率がいいからです。確かに、ポリアクリルアミドゲルから32Pのシグナルで検出されるようなバンドを切り出すとか言うのであれば非常に微量の可能性もあり、酸性側に振ったほうが言い様にも思えます。
中性の酢酸ナトリウムが存在しますし、それを使うのはその他にも理由があるのではとちょっと思います。例えば酸性に振ると混在する何か同時に沈殿する可能性があるとかかなと、、 |
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