技術的には組織由来でも可能でしょうが、染色時のように組織片をホルマリンに浸漬固定するような方法では無理でしょう。組織片表層側と中心部で固定具合に差が出ること・rikさんの御指摘と同じく固定しすぎるとDNA/蛋白が抽出できなくなることから。
もしやるとしたら組織をスライドガラスのザラザラの部分でこすり合わせたりして細胞をバラバラにして、メッシュに通した後、直ぐ固定するなど工夫が必要です。
しかし、調べたい転写因子は成体ラット肝臓を普通に取ってきた状態でターゲットDNAに結合している割合はどれほどあるのでしょうか。培養細胞などでも何か刺激をした状態で固定してChIPすることが多いので、生体肝が材料として適切かは充分検討する必要があるのでは。肝癌系の細胞などで代替できればそっちの方が良さそうな気がします。 |
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