賦活化した切片をメチルグリーンで染めろって強制するボスは
ちょっとナンセンスな気がしますが・・
私なら以下のような対応です。
(1) 賦活化していない切片でメチルグリーンがきれいに染まり、賦活化した切片では染まらない場合
(1-1) 賦活化した切片ではメチルグリーンが染まらないことは周知の事実であることをボスに告げて(「酵素抗体法」にも明記されています)ラボとして対比染色をどうするのか方針を決めてもらう
(1-2) 可能であればカルノアなど、ホルマリン系じゃない固定液で目的の蛋白が染まるか試してみる。カルノアの場合は賦活はしませんから、メチルグリーンもよく染まります。
(2) 賦活化していない切片でもメチルグリーンがムラになる場合
(2-1) メチルグリーン溶液自体が不均一である可能性はありますが、記載を見る限り大丈夫そうです。そんなときはサンプルをドーゼに入れたときに均一にサンプルにいきわたるようにシャカシャカとサンプルかごを振る。そのあとの洗浄も同様にシャカシャカとよく洗う。こんな感じです。
あとはメチルグリーンは用事調整にしないと徐々にへたりますので、その場合は反応時間も検討するか、新しいものを用意するかなどが必要になります。
(2-2) それでも賦活化した切片に関しては(1)と同様です。 |
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