報告が遅れて申し訳ありません。
比較的トリプシンに弱く、使っているトリプシン濃度も他の細胞の10分の1の細胞では、薄いトリプシンを使っているにもかかわらず、観察している蛋白の誘導が見られました。一方スクレイパーを使った場合にはこの現象は見られませんでした。
それ以外の細胞の場合は、差があるのかないのか難しいところです。
ところで最近EDTAのみで細胞をはがす方法を同じラボの人に教えてもらいました。残念ながらトリプシン感受性の細胞はこの方法でははがせませんでしたが。扱っている他の細胞ではトリプシン処理のほぼ3-5倍の時間ではがれました。ひとつのフラスコから非変性蛋白とRNAを取りたい時があるので、重宝しそうです。
EDTAを用いた細胞はがしは、どんな点に気をつければいいでしょうか?金属イオンをキレートするので、関連する蛋白は影響を受けそうですが...。 |
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