確かに、脂溶性が高くなると、全身において組織移行性が上がるので、その分毒性も高くなり得ます。しかし、このトピックスにおいてモグオさんが質問なさっている内容を拝察するに、基礎研究として当該薬物の抗腫瘍効果を検討されているようですので、水溶液にするのが困難であるからといって「実用的な価値がない」などというような考え方は当てはまらないと思います。
たとえ高濃度でも、そしてたとえ水溶液にするのが困難であっても、その薬物に明確な抗腫瘍効果が認められるのであれば、シード化合物としては有用なわけですし、それを出発点としてより実用的な薬剤の開発につながることもあるわけです。
もちろん、最初から適度な水溶性が得られるに超したことはありませんが。
明らかに当初の質問からずれてきていますので、これに関するこれ以上のレスは差し控えさせて頂きます。 |
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