とある雑誌の元編集長に聞く機会があったときの話。
当然と言えば当然なのですが、
編集側は、自誌の質を高めるコメントを返してくれる良い査読者を常に求めています。
その一点で説明がつくと思いますが、
希望する査読者が書かれていると、
まず査読者として良い人物かどうかの判断をされます。
その分野で良い仕事をしているかどうかから始まり、
以前、もう一人にこき下ろされている論文を
馴れ合いで変に一発アクセプトだしたりしてないかとか。
以前にしっかりコメントを返している良い査読者であった場合は、
結構な確率で査読の依頼を出しているらしいです。
除外する相手は理由がはっきり書かれていて妥当であれば外す。
そうでなくとも他に適当な査読者がいない限り外すようです。
投稿者は、少なくとも自誌の分野の研究者ですから、
良い仕事を二度と自誌に投稿してもらえなくなると
困りますしね。 |
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