海馬培養細胞である遺伝子のノックダウンをしようとしていますが、lentivirus infectionの効率が非常に低く困っています。以下、長文ですいませんが、哺乳類の細胞自体、使い始めたのが最近なもので、何が問題なのか良く分からず困っています。アドバイスをよろしくお願いします。
使っているベクターはpLentiLox3.7で自分でデザインしたshRNAを発現させるようにしています。2nd generationのパッケージングシステム(pSPAX2, pMD2.G)を使っています。ウィルス生産は70−80%confluentの100mm dishの293Tで行っており、Co-transfection後6時間でNeurobasal-B27培地に変えて、2日インキュベートして、培地をフィルター後、1mLを60mm dishの海馬培養細胞に加えています。infection後4,5日して非常に弱いGFPマーカーの発現が30%程度の細胞でうっすら見られますが、ノックダウンは確認できませんでした。GFPの蛍光は非常に弱く、自家蛍光を蛍光顕微鏡かでしばらくbleachしないと良く見えないレベルです。
あと、GFP-fusionタンパク質をpFUGWベクターを用いてlentivirusで発現させようとしていますが、こちらは全く、GFP発現が確認できませんでした。pFUGWベクターのみではGFPの発現が確認できましたが、それでも発現レベルが低いようでした。
少し気になったのが、transfection後2日で明らかに培地の色が黄色っぽくなってしまい、細胞も浮かび始めていました。細胞も均等に広がっているのではなく、クラスター上になっていました。こういうものなのでしょうか?
どんなご意見でも結構ですのでよろしくお願いいたします。 |
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