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大脳皮質神経細胞の初代培養 トピック削除
No.683-TOPIC - 2008/02/14 (木) 12:35:22 - PS
いつも参考にさせていただいております。

ある遺伝子改変マウスを用いて、大脳皮質神経細胞の初代培養を行おうと思っています。マウスはホモでの維持が出来ないために、ヘテロでの交配になってしまい、胎児のgenotypeをしなくてはいけません。そこで、胎児を氷冷PBSなどにいれておき、genotype後(2−3時間放置)培養を開始していましたが、なかなかうまく培養できていません。野生型を使った予備実験(氷冷PBS 放置無し)ではうまく培養できています。そこで、Genotype中の放置が原因かもしれないのですが、どのくらいの時間の放置は大丈夫なのでしょうか?また、このようなgenotypeを必要とする初代培養を行っている方がおられれば、どのようにやっているか教えていただければ幸いです。
 
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No.683-8 - 2008/02/16 (土) 17:03:25 - りょう
多種類の抗体で染める時は、小さな丸型カバーガラス(ポリLリジンなどでコートしたもの)を6cmシャーレくらいに何枚も敷き詰めておき、その上にneuronをまいて培養していました。経時的にカバーガラスを固定することも可能ですし、便利です。小さなカバーガラスだと抗体量も節約できますよ。

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No.683-7 - 2008/02/15 (金) 16:56:25 - PS
みなさん、ありがとうございます。

個々の胎児についてdisectionからplatingをし、genotypeすればいいのですが、免染で様々な種類を解析しようと思っているので、かなりの数のwellが必要となる予定で。。

また、gently triturationってどれぐらいのスピードなんでしょうか?
私はfire-polish パスツールで2mlを5secぐらいでストロークしています。

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No.683-6 - 2008/02/15 (金) 08:49:53 - eco
私もHetのペア由来の胎児から海馬、大脳皮質培養細胞をやってますが、尾だけとっておいて、先にdisectionからplatingまでして、あとからgenotypingしてます。1匹の大脳皮質だけだったら、platingまで1時間もかからないでしょうから、その方が確実なのでは。

それと、1Dさんのように、私もB27 mediaを使ってます。あと、disectionまでは私もPBSではなくHBSSを使っています。多分、胎児のままPBSにつけているようなので特に問題ないとは思いますが、disectionの時はHBSSの方が良い気がします、、、比べたことはありませんが。トリプシンはPBSの方が良く効くとラボのテクニシャンに言われたので、私はそこだけPBSにしてます。HBSSでも問題ありませんが。

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No.683-5 - 2008/02/15 (金) 00:39:52 - りょう
Genotypeしてから培養しないと駄目なのでしょうか?
全胎児から個別にneuronを培養しておき、その後、採取しておいた尾でGenotypeをし、必要なシャーレだけ実験に使用する。

WT, HT由来のneuronと比較してKOで起こっている現象を語るのでは?

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No.683-4 - 2008/02/15 (金) 00:24:31 - 1D
PSさん、

基本的には私の手技とほぼ同じです。
試薬で異なる点では、
digestion; PAPAIN 15min. 37°C
Culture medium; 2% B27/Neurobasal,
を用いています。
また、大脳皮質を取り出した後はすぐcold-HBSSに組織を移し、digestionまで氷上保存しています。

実験系の都合上私もPLLコートしか行っていませんが、10,000 cell/cm2であれば主観では12時間後には3-4割くらいが教科書どうりのstage3の形態を示しています。
48時間後ではほぼすべてのneuronがprocessを出しています。

予備実験と結果が違うのであれば、wild typeのサンプル調整時も氷上で冷却するステップを追加するか、genotypingの結果wild typeが得られたら、同時に調整して実験に使用する方が良いと思います。

(無題) 削除/引用
No.683-3 - 2008/02/14 (木) 16:04:18 - PS
1Dさん、ご返事ありがとうございます。

氷上での放置は大丈夫そうですね。私は、

胎児を取り出し、cold-PBS保存
tail-cut、genotyping (2-3h)
forebrain digestion (0.25%trypsin/PBS) 10min 37℃
+ medium (Neurobasal medium+10%FCS, 2mM Glutamine, B27)
+DNaseI
trituration 10times
filtration 0.4um
cfg
resuspend in medium (Neurobasal medium+ 2mM Glutamine, B27)
cell count
plating 10,000cells/cm2 (dish: poly-L-lysine coated)
culture
以上で行っています。

予備実験に比べ上記の方法で行うと、neuriteが24h培養後でも伸びていない(細胞は生きているようです)というところで、うまく行っていないと判断していました。

どうしても、解析の都合上、個々の細胞を観察したいので細胞数を低くしたいのですが、生存率が極端に悪くなるという印象もあって、なかなか系が立ち上がりません。。

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No.683-2 - 2008/02/14 (木) 13:47:17 - 1D
PSさん、

私も常時遺伝子改変マウスを用いてprimary neuronを調整しています。
私の所属するラボでは、胎児のtail-cutからgenotypingが終了するまで大体6時間くらいかかっています。
結果が判明するまでの間は、cold-HBSSに胎児を入れて氷冷しています。

genotyping終了後、大脳皮質、海馬のprimary neuronを調整していますが、特段問題も無く行えております。
私の経験では、9時間まで氷上で保存しておいても大丈夫でしたので、氷上での放置がそれほど問題になっているとは考えにくいです。

PSさんの調整方法がどのようなものか書かれておられないので、その辺を書いてくださると、もう少し具体的なアドバイスも出来ると思います。

大脳皮質神経細胞の初代培養 削除/引用
No.683-1 - 2008/02/14 (木) 12:35:22 - PS
いつも参考にさせていただいております。

ある遺伝子改変マウスを用いて、大脳皮質神経細胞の初代培養を行おうと思っています。マウスはホモでの維持が出来ないために、ヘテロでの交配になってしまい、胎児のgenotypeをしなくてはいけません。そこで、胎児を氷冷PBSなどにいれておき、genotype後(2−3時間放置)培養を開始していましたが、なかなかうまく培養できていません。野生型を使った予備実験(氷冷PBS 放置無し)ではうまく培養できています。そこで、Genotype中の放置が原因かもしれないのですが、どのくらいの時間の放置は大丈夫なのでしょうか?また、このようなgenotypeを必要とする初代培養を行っている方がおられれば、どのようにやっているか教えていただければ幸いです。

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