NBT/BCIPの色素沈殿は、有機溶媒に可溶性、エタノールにもやや可溶性です。
なので、アセトンやキシレンにさらしたり有機溶媒系の封入をするのは無謀、エタノールに通すのも避けるべきです。
一般的にNBT/BCIP染色の標本には、水系の封入剤を使います。各社からいろいろな製品がでていますが、手軽にはグリセロールなど、あるいは乾燥して保存して検鏡するときに水で封入します。
そのような封入剤でメチルグリーンのカウンターステインがにじまないかどうかはわかりませんが、RocheのDIG ISHのハンドブックにでている実験例には、それをKaiser's solution (たしかゼラチンとグリセロールの混合液)で封入している実験例が出ています。あるいはDAPI入りのVectashieldで封入して、核は蛍光観察して、重ね合わせるとか。 |
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