1.のご質問に対して・・・
アナライトが複合体であったり、アグリゲートしていたりすると
理論値より高い数値を取ることがあります。
また、リガンドがアナライトに対して2価以上ということはありませんか?
アナライトとしてクルードサンプルを扱っている場合には、
予想以上に非特異吸着があります。
細胞培養上清をアナライトとして使ったときには、
かなり大きな非特異結合に邪魔されてしまいました。
希釈率を上げることで対応しましたが、
特異的に反応する因子の濃度が低い場合には希釈では対応できないかもしれません。
2.のご質問に対して・・・
リガンドの分子量によるとも思いますが、
沢山キャプチャーさせすぎたため、立体障害が起きて(?)
アナライトの結合量が上がらなかったという結果が出たことがあります。
自分が扱った印象ですが、
結合速度定数・解離定数の算出を目的としているのであれば
割と厳密にリガンド(キャプチャー)の量を調整する必要があると思います。
BIAcoreは、機器の操作自体は簡便ですが、測定条件の組み立てがとても大変でした。
周囲に経験者がいるのであれば、実際に聞いてしまうのが得策かもしれません。 |
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