> 「×」「○」「●」「△」「▲」などは、英語フォントでどのようにして表記させるのが正しいのでしょうか?
これはやはり Dingbat 系のフォントを使うことになります。Windows であれば Wingdings や Webdings、Mac であれば Zapf Dingbats が事実上標準です。お使いの方法で間違いありません。対応するフォントがインストールされていれば、プラットフォームを変えても大抵の場合は文字化けしないはずです。
しかし、記号に割り当てられた文字コードがフォントによって異なる場合があり、同じフォントがインストールされていなかったり、フォントが自動的に置き換えられたりした場合、文字化けが起こる可能性があります。これは Dingbat 系に限らず、例えば今回の発端の degree sign にしても、Mac OS では 0xA1、Windows (Unicode) では 00B0、MS-DOS (CP437) では 0xF8 と全然違うコードになっています。現行の MS Word などでは、このような違いを吸収して、プラットフォーム間で同じ表示をするようになっていますが、古いバージョンのワードや単なる書式付きテキスト書類などでは文字化けが起こる可能性があります。
その点、PDF はすべて内部で独自の文字コードに変換しており、プラットフォームの文字コードに依存していません。従ってどのようなプラットフォームでも同じような表示ができるわけです。しかし PDF に変換する際には当然変換ソフトが動いているプラットフォームの文字コードを利用しますので、Mac で作成した文書を Windows で変換するなどした場合に文字化けが起こることがあるわけです。
以上のような理由から、元の書類を作成したマシンで PDF に変換するのが、文字化けを最も少なくする方法だと思います。 |
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