返事が遅れました。すいません。
>8410さん
サンドイッチの場合は全く対処が異なるんですが
固相化抗体の濃度が濃すぎるとhookし易くなるようです。
もしこれが原因だった場合、単純に固相化抗体を薄くすれば良いのですが、
発色自体が薄くなる可能性があります。
その場合、標識抗体を濃くすれば解決する場合もあります。
アルカリホスファターゼの標識を用いると酵素反応の時間を延長しやすいので便利です。もし余裕があれば、基質にKPL社のbluephos等を用いれば、長時間反応によるブランクの発色も抑えられて良いかと思います。
ただ、先にも申しましたとおり、他の条件で左右される部分が大きいので、他にも何かと色々理由はあるように思います。また何かあれば仰って下さい。。
>ほんちゃんさん
ハプテンが極端に小さく、しかもポリクロ(protein G精製)だった場合、logit変換に適うようなきれいな逆シグモイドを得るのはなかなか難しいと思います。ベンゼン環やアミノ基などの特徴的な官能基がなければ尚更です。
私も分子量200〜400程度でいくつか系を構築していますが、proteinG精製を経て入手したポリクロは固相化抗原への結合は強いのですが、遊離抗原に対する結合性が低すぎて、きれいな逆シグモイドを描かない場合が多いです。この場合の対処法も様々あります。
さて、0.1ppbですと発色が低かったということですが、固相化抗原と抗体の濃度を上げて一度お試しいただけるといいかと思います。もし、これらの濃度が非常に高くなる、もしくは両者の濃度比が極端にずれるようなら標識後退の希釈倍率を下げてみてお試しください。
実際私はsigmaのALP標識抗体を用いていますが、推奨希釈倍率よりはるかに高濃度の、2000倍希釈で用いています。
様々検討を重ねられるとよいと思います。
また何か御座いましたらご遠慮なく仰って下さい。 |
|