バンドが無数に出るPCRプロダクトの各フラグメントを精製することを目的に大腸菌でサブクローニングをしました。その後コロニーPCRをしたところ、必ず2本のバンドが現れ、大きい方のバンドは常に小さい方のバンドの2倍の差があります(アガロースでの大まかな推定)。
もとのPCRプロダクトを作ったときのプライマーを使っても,M13プライマーを使っても結果は同じです。大きいバンドの方が小さなバンドよりも常に良く増幅されており,M13を使ったときの方がその濃度差は大きくなります。
バンドは,300bp-1000bp程度の大きさです。大きな方,小さな方どちらも目的のDNA断片の可能性がありますが,確率的には大きな方であることが多いはずです。大きな方は,600-1000bpくらいです。
いったい何が起きているのでしょうか。また,解決法についても教えていただければ幸いです。
pGem T-easy vector, J109を使っています。もとのPCRプロダクトはalkaline phosphataseとexonucleaseで処理し,ライゲーション前にA-tailingの目的でTaq polymeraseで30分処理しています。
コロニーPCR後に強引にシーケンスをしてみると汚いながらそれらしい配列が出てくるので,目的のDNA断片がインサートされているようです。 |
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