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免疫沈降のバックグラウンド? トピック削除
No.58-TOPIC - 2007/08/14 (火) 03:31:55 - IP
IPの初心者です。
現在、ヒト培養細胞HEK293Tにタンパク質Aを発現させてAと相互作用すると思われるタンパク質Bをウェスタンで検出する実験を行っています。

タンパク質AはGFP-fusionまたはHAタグで発現させて、モノクローナルの、GFP抗体またはHA抗体を用いてIPを行いないました。ビーズにはMagnetic Dyna Beadsを使用しました。HA、GFP抗体でIPする前にマウスIgGでプレクリアをしています。細胞のLysis及び、抗原抗体結合には0.5% TritonX100を含むバッファーを、IPの洗浄には0.05% TritonX100のバッファーを使用しています。

しかし、IP後、タンパク質B特異的抗体を用いたウェスタンでBを検出したところ、タンパク質Aを発現させたLysateからのIPだけでなく、空のベクターだけをトランスフェクションしたネガティブコントロールでも同程度のシグナルが検出されてしまいました。IPに用いたタンパク質A自身の抗体でウェスタンした場合にはAを発現させた方だけでバンドが確認できたのですが、、。ネガコンとしてTubulinを検出しましたが、インプットのみにバンドが出て、IPではバンドが出ませんでした。まるで、HA抗体、GFP抗体にタンパク質Bがくっついてしまっているような結果です。

このような場合にバックグラウンドを下げる、または特異性を上げるには、どのようにしたらよいのか、皆様のご意見をいただけませんでしょうか。
 
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No.58-6 - 2007/08/21 (火) 06:01:12 - IP
aさん、

ご意見どうもありがとうございます。
実は、BでIPしてAが結合することはもう見ています。確認のため逆をやりたかったのですが、下記のようになってしまいました。最近、HEKではBが組織よりもかなり多く発現していることがわかりまして、そのせいで相互作用がおかしくなっているのかな、という気がしています。もう一度、組織に戻ってやってみることにしました。Transfectionが難しいので、培養細胞でやってみたのですが、、、。

(無題) 削除/引用
No.58-5 - 2007/08/20 (月) 18:40:39 - a
根本的な解決にはならないかも知れませんが、
私なら、面倒でもAとBを逆にしてやり直すかな。

いろいろ検討している片手間にBのコンストラクトを作ってみてはいかがでしょうか?

(無題) 削除/引用
No.58-4 - 2007/08/16 (木) 07:02:13 - IP
ひろさん、たろうさん

ご意見頂きましてどうもありがとうございます。

たろうさん、
タンパク質BはSDS-PAGEで約80kDaに流れます。

ひろさん、
IgG+ビーズでライセイトをプレクリアしてみましたが変わりませんでした。また、コントロールとしてIgGのIPをした時もバンドは出ませんでした。GFP、HA抗体でIPした場合のみにトランスフェクションコントロールでもバンドが出てしまいます。

IgG+ビーズでプレクリアはしていますが、ビーズだけでプレクリアというのもあったほうが良いのでしょうか?

ご指摘のようにwashの条件をきつくしてみるのも次に試して見ます。

(無題) 削除/引用
No.58-3 - 2007/08/14 (火) 23:06:12 - たろう
タンパク質Bの分子量はどのくらいですか?
抗体のH鎖やL鎖と同程度の分子量と言うことは無いでしょうか。

(無題) 削除/引用
No.58-2 - 2007/08/14 (火) 17:00:59 - ひろ
多分ビーズにタンパク質Bがくっついていると思います。
1%NP40,1%トライトン,5%グリセロールで5回、1%トライトンで3回くらいwashしてみてください。あとはビーズでlysateをpre-clearなどもやってみては。

免疫沈降のバックグラウンド? 削除/引用
No.58-1 - 2007/08/14 (火) 03:31:55 - IP
IPの初心者です。
現在、ヒト培養細胞HEK293Tにタンパク質Aを発現させてAと相互作用すると思われるタンパク質Bをウェスタンで検出する実験を行っています。

タンパク質AはGFP-fusionまたはHAタグで発現させて、モノクローナルの、GFP抗体またはHA抗体を用いてIPを行いないました。ビーズにはMagnetic Dyna Beadsを使用しました。HA、GFP抗体でIPする前にマウスIgGでプレクリアをしています。細胞のLysis及び、抗原抗体結合には0.5% TritonX100を含むバッファーを、IPの洗浄には0.05% TritonX100のバッファーを使用しています。

しかし、IP後、タンパク質B特異的抗体を用いたウェスタンでBを検出したところ、タンパク質Aを発現させたLysateからのIPだけでなく、空のベクターだけをトランスフェクションしたネガティブコントロールでも同程度のシグナルが検出されてしまいました。IPに用いたタンパク質A自身の抗体でウェスタンした場合にはAを発現させた方だけでバンドが確認できたのですが、、。ネガコンとしてTubulinを検出しましたが、インプットのみにバンドが出て、IPではバンドが出ませんでした。まるで、HA抗体、GFP抗体にタンパク質Bがくっついてしまっているような結果です。

このような場合にバックグラウンドを下げる、または特異性を上げるには、どのようにしたらよいのか、皆様のご意見をいただけませんでしょうか。

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