もし複数のmAbを持っているのであれば検出抗体に使う一方を
ビオチン標識してmAb同士の組み合わせで使うことが出来るのか
試してみる(エピトープが異なる)価値はあると思います。
もし上手くいけば今後全く同じ抗体を実験系でずっとつかえると
というメリットがありますから。ご存知の通りrabbitのpAbは
そのlotが終わったら最悪条件を振りなおすことになります。
このままpAbとmAbの組み合わせで行う場合、現在行われている
>固相化用抗体にmouse mAb、検出抗体にrabbit pAb
を逆にしたものも試してみる価値があると思います。その場合最終的な
認識は3番目の抗体(anti-mouse-AP or HRP, anti-rabbit-AP or HRP)を
使えばアッセイに多少時間がかかりますが条件を確認できると思います。
あと使用する抗体の濃度は幾つかの条件で試されました?感度を上げるに
はある程度の抗体が必要ですから500-10000倍希釈ぐらいの範囲で条件を
振ってみたいところです。
あとバックが上がることを気にされているようですが、認識抗体の希釈に
はどんな溶液を使われていますか?例えば現在行われているような
>固相化用抗体にmouse mAb、検出抗体にrabbit pAb
ならば検出抗体の希釈溶液にマウスとウサギの血清または精製
グロブリンを入れることによって非特異的な結合を抑えバックを
下げることが出来ます。この辺りは別の組み合わせであっても
どんな血清またはグロブリンを入れることでバックを下げることが
出来るのか理論的に考えればn_fumihikoさんの実験系に適した希釈
溶液が準備できると思います。但し血清やグロブリンはそんなに
安くなかったと思うのでこの方法が使えるかどうかはn_fumihikoさんの
研究室の予算にもよります。 |
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