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ポリメラーゼの忠実性 トピック削除
No.507-TOPIC - 2007/11/17 (土) 23:33:51 - polymerase
大腸菌発現ベクターを構築するために、挿入する遺伝子を取得しようとしています。

大腸菌発現ベクターの構築は、
プライマーに制限酵素サイトを付加して、遺伝子を増幅し、その制限酵素で処理、
そしてベクターもプライマーに付加したものと同じ制限酵素で消化し、
ライゲーションするというベターな手順で進めます。


現在、遺伝子を増幅するために用いるプライマーの選択に悩んでいます。

今回、末端部分は制限酵素処理するので、Tが付加してもいいのでポリメラーゼはTaq系統でもOK・・・
という事はあとは、忠実性の問題です。

TaKaRaやInvitrogenなどが様々なポリメラーゼを開発しておりますが、こういう時にいつも悩んでいます。

私の研究室には、「Platinum Pfx」、「Platinum Taq Hi Fi」、「Ex Taq」、「Taq」があります。

どれにすべきか考えて、先生に聞いたところ、忠実性が一番いいのは「Platinum Pfx」で、「Ex Taq」はベターな選択だ。ということでした。

実際、様々な会社が販売しているポリメラーゼの忠実性を比較しているものはなかなかありません・・・

おそらく、私の研究室にあるポリメラーゼは一般的なものだと思いますが、忠実性と言ったら、「Platinum Taq Hi Fi」ではなく「Platinum Pfx」になるのでしょうか?

加えて、ポリメラーゼの忠実性を比較したサイト等ありましたら、教えていただけないでしょうか?

よろしくお願いします。
 
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(無題) 解決済み 削除/引用
No.507-4 - 2007/11/18 (日) 20:52:53 - polymerase
おおさん、DSCさん

ありがとうございます。
今回は1.8 kbpの遺伝子の増幅を試みます。

その時に用いるポリメラーゼは私の中ではある程度決まっていましたが、
ご両人のアドバイスを伺い、安心しました。

ありがとうございました。

あまり気にしません 削除/引用
No.507-3 - 2007/11/18 (日) 12:31:53 - DSC
現実的なことを考慮した一つの意見として書かせてください。

polymeraseさんの増幅しようとしている遺伝子断片の長さはどれくらいでしょうか。
非常に長いものでなければ、PfxとHiFiとExTaqの忠実性の差を意識する必要はあまりないのではないかと思います。
さすがに、今時conventional Taqを使うのは避けるべきだとは思いますが。

どのポリメラーゼを用いてもエラーの確率はゼロではありませんから、複数のプラスミドクローンを単離してシークエンスを確認するのがふつうだと思います。
ふつうのタンパク質のCDSの長さ(高々3-5 kb程度?)であれば、上記のポリメラーゼのいずれを用いても、苦労せずにエラーのないクローンを選別することができると思います。
あるいは、10個程度のクローンを調べてもエラーを含むものは出てこないかもしれません。
(サイレントなエラーであれば無視してもいいか…というのも含めて)

一方、次のような状況では、少しでもエラーの少ないポリメラーゼを選択することが重要になると思います。
・特殊な配列(高度な二次構造をつくるなど)が原因でエラーが起きやすい部位がある。
・どうしてもシークエンシングを省略せざるを得ない事情がある。
・もともとの遺伝子の配列が未知であるためエラーの確認ができない。

(無題) 削除/引用
No.507-2 - 2007/11/18 (日) 01:36:47 - おお
http://www.biocompare.com/technicalarticle/188/Unique-Enhanced-DNA-Polymerase-Delivers-High-Fidelity-And-Great-PCR-Performance-from-Stratagene.html
Taqはプルフリーディング活性を維持しているやつでもやはり感覚的にエラーが起こりやすいように思えます

Pfuやタカラピロベストは今のところミューテーションが起こったことはありません。KODは意外と起こるなという感覚があります。もちろんこれは条件とかもあるとは思いますが、、、

Molecular cloningにも簡単な比較表が乗っていたともいます。
http://www.amazon.co.jp/Molecular-Cloning-Laboratory-Manual-Vol/dp/0879695773

ポリメラーゼの忠実性 削除/引用
No.507-1 - 2007/11/17 (土) 23:33:51 - polymerase
大腸菌発現ベクターを構築するために、挿入する遺伝子を取得しようとしています。

大腸菌発現ベクターの構築は、
プライマーに制限酵素サイトを付加して、遺伝子を増幅し、その制限酵素で処理、
そしてベクターもプライマーに付加したものと同じ制限酵素で消化し、
ライゲーションするというベターな手順で進めます。


現在、遺伝子を増幅するために用いるプライマーの選択に悩んでいます。

今回、末端部分は制限酵素処理するので、Tが付加してもいいのでポリメラーゼはTaq系統でもOK・・・
という事はあとは、忠実性の問題です。

TaKaRaやInvitrogenなどが様々なポリメラーゼを開発しておりますが、こういう時にいつも悩んでいます。

私の研究室には、「Platinum Pfx」、「Platinum Taq Hi Fi」、「Ex Taq」、「Taq」があります。

どれにすべきか考えて、先生に聞いたところ、忠実性が一番いいのは「Platinum Pfx」で、「Ex Taq」はベターな選択だ。ということでした。

実際、様々な会社が販売しているポリメラーゼの忠実性を比較しているものはなかなかありません・・・

おそらく、私の研究室にあるポリメラーゼは一般的なものだと思いますが、忠実性と言ったら、「Platinum Taq Hi Fi」ではなく「Platinum Pfx」になるのでしょうか?

加えて、ポリメラーゼの忠実性を比較したサイト等ありましたら、教えていただけないでしょうか?

よろしくお願いします。

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