fish様、ご返事ありがとうございます。
周りに聞ける人が居ないのですごく助かります。
>私の研究室でも、pGL3basicを用いたpromoter assayを行っていますが、種々の長さの
>promoter活性を比較する場合には、必ず同時調整で全てのplasmidを調整しなおして
>transfectionすることに>なっています。
なるほど、そういうこともあるのですね。本実験ではコンストラクトは同時調整です(Miniprep)ので安心しました。
>あと、個人的な印象ですが、pGL3さんの場合はかなりpromoter活性が低いので、800bpでは長>さが足りないのかなと思います。細胞にもよりますが、通常のpromoterをpGL3basicにつなげ>ると、pGL3basicよりもかなり高い活性を示すはずです。従って、800bpでpGL3basicと同程度>のvalueなら、より上流に強いenhancerが存在するのかなと勝手に想像しました。参考になれば>よいのですが。。
実はこの点に関してはfish様と私も同感なのです。しかしながらこの実験におけるgeneは-800より上流はAluや繰り返し配列のクラスターが-5000くらいまで存在しいます。これを主な理由として既にpublishされた論文では800bpのコンストラクトが用いられており、またcitationも多数存在しています。当初、私も2000bpのコンストラクトのクローニングをかなりトライしましたが取ることができませんでした。そこで今回、800bpの使用に踏み切りました。今までのところ、800bpを幾つか削って数種のコンストラクトをテストした論文はまだ存在していません(学会などのポスター発表ではあるのかもしれません、未確認)。また、本実験の、”800bpのコンストラクトの活性は弱い”という結果は既にpublishされた論文とほぼ一致しています。
長くなってしまいましたが、”artifact”というラインは取りあえず横に置いといて、(Rivkees S et al, JBC, 14204-14209, 1999)のFig.3のように進めてみるべきでしょうか? |
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