以前知人からいただいたDMEMで培養していた細胞は分化しにくかったので、ATCCからSH-SY5Y細胞を購入し実験に用いています。
細胞の性質を変えたくないため、購入直後は、ATCCの血清と推奨培地で培養し、凍結ストックを作ります。その培養中に形態や増殖速度をメモ(記憶?)しておきます。
その後、自分の血清で特に変わりがないことを調べてから、入手しやすい培地(SH-SY5Yの場合、DMEM/F12)に変えました。コラ−ゲンコ−トdish+Sigama DMEM/F12(D6421:HEPES入り)10%FBS+Glutamine+ペニシリン・ストレプトマイシンで、順調に培養できています。advance DMEM/F12+5%FBS(遺伝子導入の時に使用)でも同様です。
現在でも、レチノイン酸15uMで増殖が停止します。
通常のdishだと、floating cellが多くなり(それらは増殖しないようなので)増殖が遅い傾向があります。
DMEMでの培養の影響は不明です。入手しやすいDMEM/F12+コラ−ゲンコ−トdishをお勧めします。 |
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