チロシン残基が酸化されると近くのチロシン残基と反応してヂチロシンという架橋構造を作ります。酸化ストレスの時に組織や尿中に増えます。コラーゲンのリジン残基は酵素的に酸化されてアルデヒドになって近くのリジンのイプシロンアミノ基と反応して分子間架橋を作ります。これはコラーゲン繊維をしっかりしたものにするので生理的に必要な修飾です。活性酸素種がアミノ酸側鎖を修飾してアルデヒドにして分子間架橋を作る場合もあります。脂質の過酸化や非酵素的糖化反応で生じるアルデヒド化合物などが蛋白質分子間架橋を形成することもあります。これらはいずれも酸化ストレスや糖尿病で重要な修飾です。たぶん他にもあると思います。 |
|