培養細胞における抗酸化剤の細胞保護効果について質問があります。具体的にはヒトneuroblastoma SH-SY5Y細胞にドーパミン酸化物による酸化的ストレスを付加する系で,種々の抗酸化剤を培地に添加し,保護効果をみています。細胞保護効果はLDH assayとウェスタンブロット(JNKリン酸化,caspase-3 cleavage)の両者で評価しております。
これまでSH-SY5Yを使った同様の文献報告に従い,N-acetyl cystein(NAC),GSH,ascorbic acid,ebselenなどの抗酸化剤を試してみました。濃度・インキュベーション時間とも色々と振って試してみましたが,どの抗酸化剤も高濃度では細胞が死んでしまって使えず,細胞毒性のない低濃度では明らかな保護効果を確認できませんでした。
抗酸化剤を用いた実験のご経験のある方で,何かアドバイスがありましたら宜しくお願い致します。 |
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