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ヒトとマウスのタンパク質機能の互換性 トピック削除
No.386-TOPIC - 2007/10/25 (木) 09:53:57 - トランスジーン
哺乳類間で異種のcDNAを発現して解析することについて意見を聞かせてください。

マウスのスクリーニングで見つかったたくさんの遺伝子にT7, mycやGFPのタグを付け発現解析する予定ですが、ヒトのcDNAを使おうか迷っています。アッセイに使える細胞はマウスなのですが、cDNAはヒトの方が揃っていてインビトロジェンからORFクローンが入手が簡単なのに対し、マウスだとRTPCRからクローニングが必要です。なにせ数が多いのでヒトクローンを入手して解析しようか迷っています。

COS7などに発現させて、結合タンパクを解析している論文を良く見かけますが、一方で、サイトカインなどはヒト、マウス間で互換性が無いケースを良く見かけます。

ケースバイケースではっきりした答えが無いことは承知していますが、異種のcDNAを発現させて解析することについて皆さんの意見を聞けたらと思います。
 
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(無題) 削除/引用
No.386-3 - 2007/10/31 (水) 01:52:23 - A
> ヒトとマウスのホモロジーの程度にもよりますが、個人的には
>85%以上の
>ホモロジーなら安心感はあります。あとは、いろいろな生物で
>のホモロジーを調べて考えるでしょうか。

大学院生時代にマウス脳cDNAライブラリーからクローニングされた
蛋白質を解析をしていました。蛋白質の発現量はかなり少なかったの
ですが脳での発現が見られました(WBで確認)。ポスドクになってから
そのヒトホモログを解析したのですがこちらは脳での発現が確認できま
せんでした(サンドイッチELISA)。どちらもPCRを使えばmRNAの発現は
確認できました。相同性は完全一致で75%ぐらいだったと思います。
もし解析される蛋白質で同じようなことが起こっている場合、論文
にはなるでしょうがその後の解析の何処かで問題になるかもしれません。
ですからもしヒトホモログを使うのであればその前にほぼ同じ発現
パターンやある程度の発現が見られることを確認されたからのほうが
良いと思います。もしそれがはっきりしないのであれば手間がかかっても
マウスの遺伝子のクローニングをされたほうが確実です。先ほども
書きましたようにその研究の結果は論文になるでしょうからマスターや
ドクターを取るための一時的な研究で就職やポスドクによってテーマが
完全に変わってしまうのであればそれはそれでありだと思います。
その研究を出身の研究室で続ける必要があるのであれば、後任が
マウスホモログをクローニングして解析すれば良いわけですから。

(無題) 削除/引用
No.386-2 - 2007/10/30 (火) 21:35:48 - ats
どのような研究にcDNAをお使いになるかでしょう。
スクリーニングした遺伝子同士の相互作用を調べるなら、ヒトcDNA同士+マウス細胞でもOKでしょう。ヒトcDNA産物+マウス細胞中のマウスタンパクだと悩ましいですね。
ヒトとマウスのホモロジーの程度にもよりますが、個人的には85%以上のホモロジーなら安心感はあります。あとは、いろいろな生物でのホモロジーを調べて考えるでしょうか。
KOマウスをつくることまで考慮しているなら、マウスcDNAの方が良いでしょう。
(ヒトの)病気に関するのでしたら、ヒト細胞を使う羽目になるので、ヒトcDNAが良いでしょう。
どちらにしろ重要な研究方針なので、研究に関与するメンバーで慎重に検討してください。

ヒトとマウスのタンパク質機能の互換性 削除/引用
No.386-1 - 2007/10/25 (木) 09:53:57 - トランスジーン
哺乳類間で異種のcDNAを発現して解析することについて意見を聞かせてください。

マウスのスクリーニングで見つかったたくさんの遺伝子にT7, mycやGFPのタグを付け発現解析する予定ですが、ヒトのcDNAを使おうか迷っています。アッセイに使える細胞はマウスなのですが、cDNAはヒトの方が揃っていてインビトロジェンからORFクローンが入手が簡単なのに対し、マウスだとRTPCRからクローニングが必要です。なにせ数が多いのでヒトクローンを入手して解析しようか迷っています。

COS7などに発現させて、結合タンパクを解析している論文を良く見かけますが、一方で、サイトカインなどはヒト、マウス間で互換性が無いケースを良く見かけます。

ケースバイケースではっきりした答えが無いことは承知していますが、異種のcDNAを発現させて解析することについて皆さんの意見を聞けたらと思います。

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