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RNaseの神話 トピック削除
No.383-TOPIC - 2007/10/24 (水) 17:23:48 - 1/2
以前よりこのサイトでRNase対策について触れたトピックをお見かけしています。私もRNAを扱うようになってからこれらの情報をもとにできるだけ注意を払っておりますが、「しまった!」と思うような不注意な実験をしてしまった時でも特に被害らしきものはありませんでした。もちろん扱うRNAの種類にもよると思います。私の場合は普通のメッセンジャーRNAとかmiRNAです。
周囲に聞いてみると皆さんまるで見てきたかのようにRNaseの怖さを語ってくれますが、実際にどんな被害があったのか尋ねると実は良く知らないという人がほとんどでした。ここでRNase対策として細心の注意を払っておられる先生方に、その注意を怠った為に起きた具体的な被害についてお聞かせ下さい。本当にそこまで徹底しないとRNA実験は出来ないのか?というのが私の疑問です。まるで神話のようになっているRNaseの姿がどうも疑わしいのでトピックを立てさせていただきました。
 
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No.383-7 - 2007/10/25 (木) 16:22:20 - 1/2
皆様多数のご意見ありがとうございました。

やはりRNaseは噂ほど恐れる必要はないということがわかって安心致しました。もちろん、安心して手を抜けるという意味ではなくて、そういうものが周囲にうようよしているという意識を持って実験に臨むことが大切なのですね。おおさんのおっしゃる「気をつけないことに基づいている」という言葉から、SDS-PAGEのケラチンのコンタミや、動物のジェノタイピングPCRのクロスコンタミなどにも共通した実験姿勢の教訓なのだと思いました。

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No.383-6 - 2007/10/25 (木) 10:05:19 - おお
神経質にならずとも、実験で注意する事を意識していつも実験している人なら、それぐらいの注意力で何とかなるものだと思います。私は昔は手袋はしていませんでした。手袋をしていると無意識に指先に当たったりした時気付かないというデメリットがあるからです。
神話と言ってしまえばそうかもしれませんが、ある意味気をつけないことに基づいているので、それに沿って何処まで気をつけるか自分で再考してみるのがいいかもしれません。

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No.383-5 - 2007/10/25 (木) 08:01:10 - 通りすがり

自分も以前は手袋やマスクをつけてチップなどもRNase-free gradeの使い捨てのをつかったり器具類や水などををDEPC処理してましたが、
ラボが変わったためしに一度普通にタンパクとかDNAの取り扱いと同じ程度のやり方でやってみて全然普通にできることがわかってから馬鹿馬鹿しくてやめました。かえって手袋とかつけると操作しにくくて逆に失敗しやすくなる気がするのですが。

よっぽど大量のRNaseが存在するような環境でなければ、気にしなくていいもんでないでしょうか。分解された経験があると主張する人がまわりにいましたけど、べつにRNAに限らずDNAとかタンパクでも失敗ばかりして、いつも何かしらの本とかに書いてあることそのままの知識で主張してた人だからあんまり信用してないのですよね。

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No.383-4 - 2007/10/24 (水) 20:53:43 - るびい
僕も普通にDNAレベルの試薬・手法で扱って、northern, in situ hybridize程度は綺麗なシグナルを得ています。
DEPC処理水を使用するわけでもなく、乾熱滅菌するわけでもなく。
DNAレベルなので、オートクレーブ処理した試薬は使用していますが、ゲル作成や泳動・トランスファーバッファー作成時に使用するビーカー・メスフラスコなどは蛋白レベルのもの(水道水で洗浄後、蒸留水ですすいだ物)と同じものを使用しています。
普通にやってれば分解なんて恐れなくて良いと思います。

上手くいかなかった時の手っ取り早い根拠のない言訳としてはRNase様が活躍するのでは。

ヒトに教える時は、一応、神話を伝授しますがwww

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No.383-3 - 2007/10/24 (水) 19:00:50 - A
すいませんタイプミスです。
> RNaseによるRMA分解が起こっているようには思えません。X
> RNaseによるRNA分解が起こっているようには思えません。O

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No.383-2 - 2007/10/24 (水) 18:59:38 - A
in situ ハイブリダイゼーション用のRNAプローブを合成・精製後
アガロースゲル上で電気泳動して産物を確認した時
指導教官から「あまり長く流すな。時間をかけすぎるとRNase
でプローブが分解されてバンドが見えなくなるから。」
と指導を受けて15分ほど泳動し写真をとった。
その後「本当にそうか?」と疑問に思い試しに15分毎に約1時間半
ほど写真を取ってみたのですが写真の見た目でバンドがなくなる
どころかバンドのシグナルが弱くなったようには見えませんでした
(もちろんそのシグナルをデータ処理して比べたわけではありませんが)。
私見ですがなにかの抽出液のようなクルードなものなら別ですが、
普通の実験を行っている限りにおいては世間(?)で言われているほど
RNaseによるRMA分解が起こっているようには思えません。
まあ出来る限り気をつけるに越したことはありませんが。

RNaseの神話 削除/引用
No.383-1 - 2007/10/24 (水) 17:23:48 - 1/2
以前よりこのサイトでRNase対策について触れたトピックをお見かけしています。私もRNAを扱うようになってからこれらの情報をもとにできるだけ注意を払っておりますが、「しまった!」と思うような不注意な実験をしてしまった時でも特に被害らしきものはありませんでした。もちろん扱うRNAの種類にもよると思います。私の場合は普通のメッセンジャーRNAとかmiRNAです。
周囲に聞いてみると皆さんまるで見てきたかのようにRNaseの怖さを語ってくれますが、実際にどんな被害があったのか尋ねると実は良く知らないという人がほとんどでした。ここでRNase対策として細心の注意を払っておられる先生方に、その注意を怠った為に起きた具体的な被害についてお聞かせ下さい。本当にそこまで徹底しないとRNA実験は出来ないのか?というのが私の疑問です。まるで神話のようになっているRNaseの姿がどうも疑わしいのでトピックを立てさせていただきました。

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