M&Sさん
>経験上ノンスペの多い一次抗体は抗原吸収を行っても陽性の反応が見られることが多いです。二次抗体由来のノンスペは一次抗体を入れない系で判定可能ですし、実際にそれが問題になったことはありません。
>僕自身は「免染で出るノンスペはほとんど一次抗体由来であるため」であるからと解釈しています。
わたしもそう思います。
原理的なことはともかく、実際問題になるのは一次抗体由来のノンスペでしょうね。
ノンスペが強ければ、まず一次抗体を希釈しますし、たいていはそれで問題が解決します。
二次抗体由来のノンスペも無視はできないと思いますが、非特異結合した一次抗体を二次抗体が増幅することで、バックグラウンドとして出るのだと思います。
それと、普通は二次抗体は最適化されたもの(キットなど)を使うので、問題にならないということもあるかと思います。
そう考えると、ブロッキングの目的は一次抗体の非特異結合を抑えることで、必ずしも二次抗体と同種の血清を使わなくても良いのかもしれません。
実際私も二次抗体と異種の血清をブロッキングに使ったことがありますが、きれいに染まっていました。
ただ、miyaさんがされていたように、一次抗体と同種の血清を使うのは避けるべきだと思います。
それが問題になるかどうかは別として、結果の解釈が複雑になるのはいいことではありません。
二次抗体と同種の血清を用意するのが手間なら、スキムミルクかBSAで代用すればいいと思います。 |
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