RNase さん
勿論、プラスミド調製ではPEG沈殿も行なってます。
アルコールの中でも水酸基の多いPEGを使えば、イソプロパノールやエタノールより親水性の強いためにRNAを除去する効果が望まれるという意味を含めていると思われます。
これまでのDNAのペレットがPEG沈殿後は凄く小さくなっていることからも、さらに余分な成分(RNAを筆頭に)が除去されているのではないかな、と感じられます。
> 一本鎖なのでエチジウムではほとんど染色されませんから、ゲルではほとんど観察できません
これは私にとって新発見な情報でした。
ありがとうございます。
RNAは吸光度測定にはいくぶん影響する。でも電気泳動では確認できないものもある。
これが、きっと吸光度測定とアガロースゲル電気泳動による観察結果の誤差なのでしょう。
ついでに、これまた後学のためにお聞きしたいことができました。
私の研究室ではRNase処理の後に、フェノール・クロロホルム処理などを行なった後、PEG沈殿を行なっております。
流れとしては、RNAを除去する最終段階だということが強く感じられます。
そこで、極力RNAを除去するには、このPEG沈殿の時間を長くするというのは有効な手順なのでしょうか?
ちなみに私の研究室では、「DNA溶液量の1/2倍量の20% PEG/2.5M NaClを用いて氷上で1時間処理」を行なっています。
ご教授よろしくお願いします。 |
|