少し急ぎなので取り急ぎ。
「スリッピング」とは、ライゲーション時に塩基配列が甘くなる、という
判断でいいと思います。通常ならBamHIとNotIの切り口同士は
当然くっつかないわけですが、そこの認識が甘くなりくっついてしまう、と。
無論BamHIサイトもNotIサイトも潰れてしまうし、
確率的にはガラクトシダーゼもフレームシフトで壊れてしまうことが多いでしょう。
ライゲーションキットにはPEG的なものがバッファーとして含まれている
場合があって、これがスリッピングを誘起する、という
正式な論文ではないですが記述を読みました。
菌株変更ですが、
タンパク過剰発現用宿主であれば誘導させるまで基底的な転写を抑える菌株が
複数ありますが、クローニング用であれば、私の場合は
とりあえず手元にあるメジャーなのに放り込む、といった感覚でやってます。
JM109, XL1-Blue, そんな感じですかねー。
あとはpUCだったら、pUC18を19に替えてみるとか。
制限酵素サイトを替えられるなら替えてしまうとか。
非常に非科学的な記述ですみません。 |
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