私はHUVECでの使用経験はありませんが、ほかにレスがないようなので
参考までに私が受けた印象を書いておきます。
まず、無刺激でのバックが高い、というのは何も刺激していないwellでも
下層からもFITCの強いシグナルが検出される、ということですよね?
そのままだとHUVECがintegrated monolayerをうまく形成して
いないように聞こえますが、念のために以下のことを
確認してみてください。
(1) FITCを含まない溶液のbackground signal
(もしくは上層にFITCを入れない状態での下層のデータ)
(2) 無細胞でtranswellだけで同じアッセイを行ったときの下層のシグナル
(1) がいわば透過率0%, (2)がじゃじゃもれのときのデータになるわけです。
これらをそれぞれ合わせて測定した場合に「血管」さんの
系では無刺激細胞はどの辺に位置するデータが出るのでしょうか?
また、基本的なことですが、ノイズを減らすために、
(1)のvehicleのautofluorescenceはなるべく低い方がいいわけですが、phenol red freeのvehicleを使っていますか?
アッセイ系が最適化されていないと(サンプリングした溶液の
希釈率が高かったりして)、実際には上記(1), (2)の比較で見ると
十分シグナルは抑えられているのに絶対値だけ見ると高く
見えてしまう、ということもあるかな、と思いました。
「血管」さんのデータが上記(2)のじゃじゃもれの状態に限りなく
近いのであれば、またそれにあわせた提案をしたいと思います。 |
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