アセトン沈殿でのぞけなかったということをどうやって判断されたのかわかりませんが、
基本的に似たような方法ですが、クロロホルムーメタノール法(Anal Biochem, 1984,138:141)でSDSをクロロホルム層に抽出するという手もあります。これはもともとSDSを除くのに良いと書かれてたと思います。
ただ問題は、この後の沈殿の可溶化なんですが。
アセトン沈殿の後はどのようにして可溶化されたんですか?
あるいは、SDSのミセルサイズは1万くらいなので、濃縮器のカットオフ分子量をそれよりも大きいのを使うと、水で薄めて何回かやれば大体SDSは除けます。
ただ次第に濁ってきてつまったり、
タンパクがカットオフよりも小さいとだめですが。
タンパク定量は、BCAでできますが、SDSで溶けてるんだったら、吸光度を測るという超古典的なやり方でもいいかもしれません。 |
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