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コスミドによる形質転換 トピック削除
No.306-TOPIC - 2007/10/09 (火) 15:25:14 - コリン
コスミドを使用してゲノムライブラリーの作成を行おうと考えています。
コスミドはプラスミドのようにエレクトロポレーションで大腸菌に形質転換できるのでしょうか?それとも、パッケージングをしたλファージを使用しないと大腸菌に形質転換できないでしょうか?
 
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No.306-11 - 2007/11/13 (火) 19:51:42 - AP
>私の使用しようとしているゲノムではこのような制限酵素では、
複数の消化部位がありまして、

どんなゲノムであれそれが当たり前だと思いますが。

普通、ライブラリを作るときは部分消化(partial digest)で行います。
個々の制限酵素認識部位ごとに、切れているDNA分子もあれば切れていないものもあると状態にして、ベクターに組み込むのに適した長さの断片のみをクローニングする(あるいは適した長さの断片のみがクローニングされる)ようになっています。完全消化してしまうと、領域によっては短くなりすぎてクローニングに不適当になってしまって取れてこなかったり、オーバーラップするクローンがまったくなくなって複数のクローンを並べていくことができなくなってしまいます。

ラムダファージなど比較的短いインサートサイズのものでは、高頻度で出現する4塩基認識のSau3AIなどで部分消化して、6塩基認識でcompatible endを生じるBamHIで消化したベクターに入れたりします。BACのような大きなキャパシティーと許容されるインサートサイズの幅が広いベクターだと、必ずしも4塩基認識の制限酵素を使う必要がなく、頻度の低い6塩基認識の酵素で部分消化しても要求を満たすので、BamH1,EcoR1,HindIIIのベクターが用意されているのではないでしょうか。

(無題) 削除/引用
No.306-10 - 2007/11/13 (火) 17:38:30 - ats
私のラボのスタッフがBACライブラリ−を作製するときは、ゲノムDNAをSau3AIでpartial digestionし、パルスフィ−ルド電気泳動で目的サイズあたりのDNAを切り出して、ベクタ−のBamHI部位にligationしていました。長いDNAですので、それなりのKnow-Howがあるようです。
なお、この場合Blunt end ligationは効率の悪さから避けるべきです。
どうしてもお困りの場合は紹介しますので、連絡をください。

同様の質問をさせて頂いてもよろしいでしょうか。 削除/引用
No.306-9 - 2007/11/13 (火) 16:04:53 - ma
現在約90kbpのゲノムのライブラリーを作製しようとしております。
その際に、エピセンタでBACベクターを売っているのを
見つけたのですが、その販売しているベクターは
BamH1,EcoR1,Hind3で制限酵素消化された状態になっています。

私の使用しようとしているゲノムではこのような制限酵素では、
複数の消化部位がありまして、使用できない状況です。

そこで、ゲノムをなんとかして制限酵素消化して平滑末端にし、
一方ベクターの突出末端を平滑化して使用できるのではないか、と
考えたのですが、業者の方には難しいと言われてしまったのですが、
このような場合どうしたらよいのでしょうか。

どなたか分かるかたいらっしゃらないでしょうか。
よろしくお願いします。

(無題) 削除/引用
No.306-8 - 2007/10/09 (火) 17:37:32 - コリン
申し遅れましたが、目的遺伝子の全塩基配列の解析が狙いなので、BACベクターで70kbの遺伝子群を丸々クローニングしなくても大丈夫だと思います。
私も、実験で先端を切ったチップを度々使いますが、どの程度切ればいいのか疑問です。イエローチップの場合は10μlの目盛りの所で切っています。何か目安はあるのでしょうか?

(無題) 削除/引用
No.306-7 - 2007/10/09 (火) 16:41:11 - ats
70kbほどだと、コスミドでパッケージングできません。
BACベクターを使ってください。この場合エレクトロポレーションが普通かな。
DH10B株をおすすめします。
また、通常のチップを使うとあっという間に20-30kbに断片化されるので、かならず先端を切り落として穴を大きくしたチップ(市販品もあり)を使ってください。
コスミドでパッケージングできる範囲ならkitがいろいろあるのでなんとかなりますが、それ以上大きなゲノムライブラリーは、(良いものを作ろうとすると)かなり難しい実験の部類です。
経験のある方に手技等を教わることをおすすめします。

(無題) 削除/引用
No.306-6 - 2007/10/09 (火) 16:27:22 - え!
コスミドは、コンピテントセルやエレクトロポレーションを使った形質転換法に対し、DNAを大腸菌に導入する方法としてλファージのDNA注入機構を利用したもので、いったん大腸菌内にDNAが導入された後は複製起点と薬剤耐性遺伝子を備えた通常のプラスミドになります。すなわち、導入のステップだけがプラスミドと異なるのみで、エレクトロポレーションでも何でも別の方法で導入することができるなら、コスミドDNA自体は余計な配列を持ったプラスミド以外の何ものでもありません。逆に言えば、エレクトロポレーションで導入するなら、通常のプラスミド(pUCなどの超高コピーのプラスミド以外)を使うことに対して有利な点は何もありません。

(無題) 削除/引用
No.306-5 - 2007/10/09 (火) 16:22:28 - コリン
大腸菌株もどれでもいいわけではないのですね。
研究室の大腸菌が使用できるか、分からないので調べてみます。
どうもありがとうございます!

(無題) 削除/引用
No.306-4 - 2007/10/09 (火) 16:10:55 - ats
コスミドもエレクトロポレーション可能ですが、それではコスミドを使う理由がありません。
ふつうのplamidの方がサイズが小さいため導入効率が良いです。
in vitroパッケージングを行うと30kbp-45kbpのものしかファージに組み込まれないので、極端に短いinsertのligation productを排除可能です。
大腸菌株は、(動物)ゲノム由来のCpGメチル化DNAを許容するものを使ってください。

(無題) 削除/引用
No.306-3 - 2007/10/09 (火) 16:07:32 - コリン
コメントありがとうございます。
コスミドを使いたい理由は、私が目的としている遺伝子群が70kb近くあり、プラスミドではクローニングできないからです。
わざわざパッケージングをしなくても形質転換できるとは知らなかったです。遺伝子に関しては無知な研究室なもんで・・・。

(無題) 削除/引用
No.306-2 - 2007/10/09 (火) 15:57:52 - え?
環状の分子ができるようなライゲーションをすれば、もちろん大腸菌を形質転換することはできますが、パッケージングしないならただのプラスミドと何も変わるところはないので、コスミドをつかう理由は一切ないのでは?

コスミドによる形質転換 削除/引用
No.306-1 - 2007/10/09 (火) 15:25:14 - コリン
コスミドを使用してゲノムライブラリーの作成を行おうと考えています。
コスミドはプラスミドのようにエレクトロポレーションで大腸菌に形質転換できるのでしょうか?それとも、パッケージングをしたλファージを使用しないと大腸菌に形質転換できないでしょうか?

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