とあるタンパク質の免疫沈降を試みております。
目的タンパクにはタグがついています。
目標としましては、CoIPで相互作用する因子を同定したいところです。
抽出バッファーとしては、50mM Tris pH7.6, 0.1% tween20, 1mM EDTA, 500mM NaCl を用いています。塩濃度150mMが標準的なようですが、これくらいにしないと目的タンパクが可溶化してきません。
この抽出液に、IP可能(と説明書には書いてある)抗タグアガロースを加えて免疫沈降を行いました(4℃, 1h)。
すると、確かに落ちてきますが、非常に回収率が悪いです(1割くらい)。
上清に随分残ってしまっています。
目的タンパクはそこまで大量に発現している訳ではないので、抗体量が不足しているとは思えません。
そこで伺いたいのですが、これはNaClの濃度が高すぎるのが原因なのでしょうか?500mMのNaClはWash時に使用されることのある塩濃度のようなのですが、この濃度でIPをしている論文は、探してはいるものの見つかりません。
何かご存知の方がいらっしゃいましたら、アドバイスをいただけないでしょうか。 |
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