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抗体のF/P ratioって上げられますか? トピック削除
No.29-TOPIC - 2007/08/03 (金) 15:14:42 - パルポ
いつも参考にさせて頂いています。
フローサイトメーター初心者です。

現在ある微生物をフローサイトメーターで解析しており、あるタンパク質を膜に発現してるものとしていないものの比率を算出しようと実験を行っております。微生物を核染色(PI)で、タンパク質をFITC標識抗体で染色しています。

PIポジティブなものにゲートをかけて、その群衆の中でFITCポジティブとネガティブの比率を出したいと思っています。
しかし、一つ問題がありまして、FITCの蛍光が弱すぎるのか、発現蛋白の量が少なすぎるのか、群衆が完全に二つには分かれてくれません。ヒストグラムが完全に別の2つの山になってはくれず、ヒストグラムの山の裾野がかなりかぶっているような感じになってしまいます。ドットプロットで見てもクリアな2群衆にはなっておらず、正しい比率が非常に算出しにくい状態になっております。

同じようなことをしている論文を見ますと、やはり同じ現象が起こることがあるようで、Isotype Controlで染めたサンプルを解析し、その後、特異的抗体で染めたサンプルを解析し、それぞれのデータをソフトウェア上で解析しネガティブの群衆をサブトラクションしてポジティブの群衆の比率を求めています。
しかしながら、私共の研究室にはそのようなことが出来るソフトが無く、その方法自体が正しい比率を算出しているのか疑問を持っております。

そこで、私としては抗体のF/P ratioをもっと上げてやるか、それとは別の方法で蛍光強度をあげてやれば、ポジティブとネガティブの群衆がもっと分けやすくなるのではないかと考えております。手持ちの抗体のF/P ratioを上げる方法をもしご存知でしたら教えて下さい(再度FITCラベルを行う?)。また、蛍光強度を上げる術の一つとして、2次抗体を使用するというのは反則なのでしょうか?つまりFITCラベルされた抗体(1次抗体)で微生物の膜タンパク質を染色し、さらにその上からFITCラベルされた抗1次抗体(2次抗体)を使用してFITCの蛍光強度を上げるという感じのことが出来ないのでしょうか?

まだフローサイトメーターを始めたばかりで、かなりわかりにくい説明だとは思いますが、ご意見をお聞かせ頂きたいです。
 
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(無題) 削除/引用
No.29-6 - 2007/08/06 (月) 14:24:55 - パルポ
DNAIさん、よっしーさん

ご助言ありがとうございます。
PEラベルの二次抗体を使ってみることにします。
本日抗体を注文しました。

また結果が出たら報告させて頂きます。

(無題) 削除/引用
No.29-5 - 2007/08/03 (金) 17:29:02 - よっしー
DNAIさんとかぶってしまいました.
ベックマンのサイトで説明されているのですね.
イメージで話をしてたのですが,正しい様でよかったです.
FACSでは3次あるいはABCはバックが上がった経験があります.
抗体にもよるのでしょうが・・・.

(無題) 削除/引用
No.29-3 - 2007/08/03 (金) 17:20:19 - よっしー
1次抗体をビオチン化にして,ストレプトアビジン-PEにすれば
蛍光強度はあがるのではないでしょうか?
あるいは1次抗体をPE標識にしてもあがるかもしれません.
私のイメージではFACSだけでなく免疫染色でもFITCよりも赤色のほうが,
明るい感じがします.
”FITCラベルされた抗体(1次抗体)で微生物の膜タンパク質を染色し、さらにその上からFITCラベルされた抗1次抗体(2次抗体)を使用してFITCの蛍光強度を上げる”というのはあまり聞きませんし,スマートじゃないような気がします.

(無題) 削除/引用
No.29-2 - 2007/08/03 (金) 17:18:30 - DNAI
二次抗体を使ったほうが感度は上がると思います。例えば、Aを認識する未標識抗体(マウス)を一次抗体、二次抗体に蛍光標識抗マウス抗体で順に反応させれば、一次抗体で直接見るより明らかに感度は上がります。ただし、各抗体の特異性にかかってきますが…。
また、使用する蛍光もFITCよりPEの方が蛍光強度は強いとベックマンのサイトで説明されております。
二次抗体、蛍光双方で感度の向上を図ってみてはいかがでしょうか?
最終手段としては、ABC法もしくは三次抗体でより感度向上を狙うという手もありますが、試したことはありません。

抗体のF/P ratioって上げられますか? 削除/引用
No.29-1 - 2007/08/03 (金) 15:14:42 - パルポ
いつも参考にさせて頂いています。
フローサイトメーター初心者です。

現在ある微生物をフローサイトメーターで解析しており、あるタンパク質を膜に発現してるものとしていないものの比率を算出しようと実験を行っております。微生物を核染色(PI)で、タンパク質をFITC標識抗体で染色しています。

PIポジティブなものにゲートをかけて、その群衆の中でFITCポジティブとネガティブの比率を出したいと思っています。
しかし、一つ問題がありまして、FITCの蛍光が弱すぎるのか、発現蛋白の量が少なすぎるのか、群衆が完全に二つには分かれてくれません。ヒストグラムが完全に別の2つの山になってはくれず、ヒストグラムの山の裾野がかなりかぶっているような感じになってしまいます。ドットプロットで見てもクリアな2群衆にはなっておらず、正しい比率が非常に算出しにくい状態になっております。

同じようなことをしている論文を見ますと、やはり同じ現象が起こることがあるようで、Isotype Controlで染めたサンプルを解析し、その後、特異的抗体で染めたサンプルを解析し、それぞれのデータをソフトウェア上で解析しネガティブの群衆をサブトラクションしてポジティブの群衆の比率を求めています。
しかしながら、私共の研究室にはそのようなことが出来るソフトが無く、その方法自体が正しい比率を算出しているのか疑問を持っております。

そこで、私としては抗体のF/P ratioをもっと上げてやるか、それとは別の方法で蛍光強度をあげてやれば、ポジティブとネガティブの群衆がもっと分けやすくなるのではないかと考えております。手持ちの抗体のF/P ratioを上げる方法をもしご存知でしたら教えて下さい(再度FITCラベルを行う?)。また、蛍光強度を上げる術の一つとして、2次抗体を使用するというのは反則なのでしょうか?つまりFITCラベルされた抗体(1次抗体)で微生物の膜タンパク質を染色し、さらにその上からFITCラベルされた抗1次抗体(2次抗体)を使用してFITCの蛍光強度を上げるという感じのことが出来ないのでしょうか?

まだフローサイトメーターを始めたばかりで、かなりわかりにくい説明だとは思いますが、ご意見をお聞かせ頂きたいです。

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