話題として知っておいたほうがよいですが
実は最近のtopicとしてでてきてるのは
これまでヒトESとよばれてきたもの(現在も多くのラボで使用されているもの)は
いわゆるauthenticなマウスなどのESに相当するものではなく
マウスなどでのEpiSCとよばれるblastocycst-derivedではなく
限局された多能性を持つEpiblast由来の幹細胞に類似した性質を
もっているためあれほどマウスESとは性質が異なる(LIF非依存性、増殖能の低さ、接着因子の依存性など)のだ、という風に考えられるようになりつつあります。
そのため培養法や添加物などというよりむしろ、そもそも細胞自体の持ってる性質によるものと思われます。
New cell lines from mouse epiblast share defining features with human embryonic stem cells
Nature 448, 196-199 (12 July 2007)
今後数年間でこの辺は細胞の定義なども含めて現在
常識とみさされてるものが
根底からひっくり返ってく可能性があります。 |
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