体内でLHサージを受けた卵丘細胞は黄体化しないと考えた方がいいような気がします.顆粒層細胞はステロイドホルモン産生に特化した黄体に分化しますが,卵丘細胞の場合は,膨潤して,どちらかと言えば,免疫様細胞になります.
体外培養では,高濃度の性腺刺激ホルモン投与によって黄体化マーカー遺伝子が上がることがありますが,基本的には卵丘細胞は黄体化しないと考えた方がよい気がします.
未成熟卵の培養ですが,添加因子によると思います.性腺刺激ホルモンやEGFを添加すると卵丘細胞は体内と同じように免疫様細胞になりますが,何も添加しないと,経験的に,しばらくは(24時間ぐらい)生理的な機能を維持した状態で停止していると思います. |
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