原理的に自発発光するluciferaseと励起が必要なGFPでは、GFPのほうが測定に干渉するファクターが多くて、直線性が低いでしょう。
たとえば、励起光が検体内のすべてのGFP分子に均等に当たらないでしょう。
光路に沿って近い方より遠い方が散乱、吸収によって励起光が減衰するでしょうし、GFP濃度が高いほど近位で吸収される励起光が多くなり、遠い方の減衰が大きくなるでしょう。
ルミノメータはフォトンカウントで発光強度を量子的にカウントするので、原理的にはゼロから天井なしで直線的に測定できます。
フロロメータはどうなんでしょう(使ったことがありません)? フォトンカウント方式ならその点は同じかもしれませんが、CCDなどで蛍光強度を感光量として処理しているなら直線性は望めませんし、飽和も起こります。
ほかに、励起光と蛍光を分離するフィルターの干渉(散乱、反射、屈折など)が影響しそうです。 |
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