> 個人差があるような気がしてならないのですが。
その通りです。個人差も個体差もありますし、切片の角度、固定や包埋の方法など実験手法によるバリエーションもありますから、完璧な再現性を求めるのは始めから不可能です。しかし従来の方法で実用上問題ない程度の再現性は得られているというのがコンセンサスだと思います。
そもそも Bregma を基準にすること自体、同定しやすく「比較的」位置が一定しているからというだけの理由です。細かいことを言えば、Bregma と脳実質の相対位置も個体によって微妙に違うだろうし、週齢はもちろん、雌雄差や成長度合による違いだってあるでしょう。使用する脳定位装置のメーカーによっても多少のズレがあるかもしれません。こだわればいくらでもこだわれますが、そこまで厳密な再現性を求められる状況が現実にはほとんどないというだけです。 |
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