似た経験をしたことがあります。
PCRのエラーを利用してDNAにランダムに変異を導入しようとしたときに、変異率を変えた一連の標品を作ろうとして、最初のPCR産物の1/100を2度目のPCRの鋳型に、2度目のPCR産物の1/100を3度目のPCRの鋳型に用いたことがあります。そうすると、1度目ではっきりしていたバンドが、2度目、3度目と薄くなり、バックにスメアが出るようになりました。その時は、PCR反応の副産物(PPiや酸化したdNTPなど?)が溜まって邪魔をしているのかなと勝手に納得していました。
でも、ポスドクなのに・・・・・さんの場合は、PCR産物をキットで精製して次の反応に加えておられるので、この説明は成り立ちませんね。私もまた気になってきました。 |
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