転写効率は蛋白の性質にもよると思います。
高分子量の蛋白は、一般的に転写効率が悪いです。
高電流・短時間で転写効率の悪い蛋白(高分子蛋白など)には
1)バッファーの組成を変える
もしくは
2)低温度で長時間(O/N)かけて転写させるなどの改善策をとります。
semi-dryの場合、1)の改善策をとります。
不連続バッファーなど使います。
2)は不可。
バッファーの量が少ないため、長時間の転写をおこなうとバッファー中のイオンが不足したり、転写バッファーがなくなるなどの問題が生じるため。
その一方で、tank式は
1)も2)にも対応可能です。
どんな蛋白にも転写条件を柔軟に変えることが可能なので、
タンク式の方が転写効率が良いといわれるのだと思います。 |
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