場合によるという意見ももっともですし、基本的に皆さんの認識には大差がないと思います。
繰り返しになってしまいますが、あえて、蛇足を加えると、
銀染色ではみえるけれど、Westernでは見えないという場合を考えてみてください。
ならば、銀染色の検出限界である、少なくとも数百pg以上、多くの場合ngオーダー以上の標的タンパク質が抗体で検出できないということです。それだけ大量にあるタンパク質が検出できないようでは、その抗体は本格的な実験(全タンパク質の抽出物のブロット上で特定のタンパク質を検出するとか、IHC/ICCするとか)に使用できるレベルではないだろうということは言えます。逆に言うと、本格的な実験で使われる抗体やその検出方法は、それくらいのレベルはクリアしていてくれないと問題です。
あるいは、銀染色で見えるくらいの量のタンパク質が、ブロットでは抗体で検出不可能なほどロスするようなら、手技のスジが悪いとまず考えますが。 |
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