硫安カットでもいいし、ブルーセファロースでアルブミンをprotein GカラムでIgGを除去してから必要なら濃縮するのもオーソドックスなやり方とおもうけど、気をつけないといけないのはどんな分画法(分子量でカットする濃縮フィルターは便利だけど膜にくっついてなくなる場合があるから第一選択としてはあまり勧めない)でも特異的に決まったものだけを除くというわけではないから、この過程で自分の見たい物がいっしょにどっかいってしまったらそれは困るので、まずは前処理無しで何点か1倍〜10倍くらいでラフにアプライ量を変えて、やってみてるのがいいとおもう。幸いにして10KDaということなので、AlbuminやIgGやTfからは場所的にはかなり離れててあまり邪魔されないだろうし低分子量領域の血清蛋白質は少ないから、載せすぎたときに上の方の泳動パタンがはげしく乱れることに目をつぶれば、検出は行けそうな気がする。15%くらいのゲルがいいとおもう。 |
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