もし精製カラムがRNeasyであればRNeasyMiniの英文説明書71ページにDNA分解の方法が、書いてあります。ナンバー9 さんが紹介していたカラム内消化はこの説明書の69ページに書かれています。
また私はQuantiTect Rev. Transcription Kitを使っていますが、このキットでは逆転写反応直前にDNA分解ステップがあります。このキット中のDNA分解ステップにより、逆転写酵素を加えないリアルタイムPCRのCt値が15以上増加することから、大部分のゲノムDNAは分解されたと思われます。発現量の多い遺伝子をRT-PCRを行うためのDNA消化であれば、このキットは簡便なので選択肢に入れても良いかと思います。
発現解析の方法やターゲットとするRNAの量により、どの程度DNAが切断されればよいかが変化しますので、DNA消化の影響を調べる予備実験を行うことをお勧めします。 |
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